オルゴールの応用
Technology for music box

バードケージ(シンギングバード)

BIRD CAGE

 

タイトルでバードケージと書きましたが、BIRDS IN BIRD CAGE のようです。

アンデルセンの作品でナイチンゲールという中国の皇帝が本物の鳥に変わって召したというのがこのシンギングバードです。

 

バードケージ(鳥かご)かバードボックスかの違いだけで、中身は同じようにフイゴにより鳴る笛が入っていて

実際の鳥のようにさえずりながら鳴きます。

この写真のものはおそらく現在では作っていないものだと思いますが、リュージュがリプロダクション(再販)をしたものです。

これらは、オルゴールというよりはオートマタの仲間に入るのだと思いますが、現在は高級オルゴールと一緒に売られている数少ない伝統工芸品です。

 

裏を見ると、リュージュのマークとスイッチ(時々休みながら鳴くのと、連続して鳴くのを切り替えできます。)と笛の音を外に出すためのサウンドホールがあります。

実は写真を撮るために開けようと試みてみたのですが、以前、小型のバードケージを直せなかったトラウマがあり開ける気がしませんでした。

追記:調子が悪くなったのでやはり開けてしまいました。>>>シンギングバードの構造


写真のような鳥が体の向きを変えながら、くちばしとシッポ動かしながら、2羽で掛け合いのように鳴く姿は何度見ても飽きません。

当時の人達の技術力と情熱を感じる逸品です。

 

バードケージリュージュMMMで作られているようで、現在も販売されているものです。

普通は1羽、2羽、3羽が多いようです。

しかし、アンティークでは10羽以上が動くものもあり、それらは非常に高価な値段で取引されています。

 

 

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