オルゴール(ミュージックボックス)
inside music box

ビロー(フイゴ=鞴=吹子)

 

 

 

自動演奏楽器の動力として、最も多く使われているのは、スプリングモーターとこのビローフイゴ)です。

普通に考えると、空気を送り込んで笛を鳴らすという事はすぐに思いつくと思いますが、自動演奏楽器においては、空気を送ることにより、弁を開いたり、テコの原理を利用して、物を動かす動力に使います。

それによって、鉄琴を叩いたり、ピアノを弾いたり、太鼓を叩いたりと様々な楽器を自動演奏できるわけです。


フイゴという言葉について

このホームページでは「ふいご」のことを統一して「フイゴ」と書いています。

なぜかというと

1:「」という漢字が難しいというよりは見にくい文字で常用漢字ではないこと

2:「吹子」は本来当て字であること

3:ひらがな「ふいご」だと文章で溶け込んで読みにくいこと

4:「ビローBELLOW)」という英語の読みではほとんど人がわからない

ということで、カタカナで「フイゴ」書いています。

これと同じような日本語でわかりづらい言葉で、ジャバラ(蛇腹)もあります。


風箱

フイゴの説明とともに重要なもので風箱があります。

笛などに安定した空気の量を送るためには、フイゴから流れる空気をを溜めておく必要があります。

その空気を溜めておく場所を風箱と呼びます。ここに十分に空気を溜めておけば中の圧力によって一定の空気の量を送れるわけです。

 

 

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