オルゴール(ミュージックボックス)
inside music box

ベル

bell

 

ベル

オルゴールの音色ともなんとも、相性が良いののがこのベルです。

良いオルゴールは、少し主張過ぎるぐらいのベルの音とその余韻が、オルゴールの音にとても調和します。

ベルの数はシリンダーオルゴールの場合には、普通3個から6個ぐらいなのに対して、ディスクオルゴールは多いもので20個近いものまであります。

ベルは他のドラムなどと組み合わされて、いろいろなオルゴールに組み込まれています。中でもオーケストラボックスは有名です。


ベルの種類

ベル(カリオン) 鐘の形をしたベルでクリスマスなどでの装飾でよく使われるベルです。オルゴールで使われることはありませんが、時計などでは使われることがあります。
ソーサーベル

普通オルゴールで使われているものは、このソーサーベルです。

お皿の形をしたベルという意味です。

(フラット)

ベル

非常にめずらしいですが、ごく希に鉄琴を使ったものがあり、ソーサーに対してフラットと呼んだりシロフォンと呼んだりします。

 


ベルとその仲間達

シリンダーオルゴールでは、ベルを叩くものとして、いろいろなモチーフをデザインに使っているために、本来は単純に叩くだけの行為なのが見ていて楽しく演出されます。

普通は丸い球ですが、ビー(蜂)、バタフライ(蝶)、バード(鳥)、ドラゴンフライ(トンボ)などもあり、中には人形がバチをもって叩くものなどもあります。

 


固定方法と余韻

ベルの固定方法はいくつかありますが、この固定の際にネジをきつく締めると余韻がなくなってしまうものもあります。

つまり、これで、音の余韻を調整できるわけです。

また、バネの強さで調整できるものもあります。

それでも、余韻が長い場合には小さく切ったフエルトをベルの裏に張るなどをしてみてください。

 


ディスクオルゴールはつまらない?

ベルの数はシリンダーオルゴールに比べてディスクオルゴールの方が多いものがあるのですが、実際にどちらが楽しいかと言うとシリンダーオルゴールでしょう。ほとんどのディスクオルゴールの場合には、そのディスクの影やボックスの裏にベルが隠れてしまうために叩いているところを見れないからです。

でも、ディスクオルゴールの場合にはベルの数も多いものではメロディなどを奏でることもあり、別の魅力はあります。


現在、市販されているオルゴールでベル付きのものはリュージュから出されていますが、かなり高価です。

それ以外にも、ミスタークリスマスのブランドで出されていますが、それはやはり玩具の域を越えていません。

また、以前、三協精機でも出していたことがありましたが、これはベルの音もメカ音も大きくあまり良いものではありませんでした。

従ってベル付きのオルゴールが欲しいと思う方は、やはりアンティークオルゴールを求めるのが一番最良の方法と思います。

 

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