オルゴール(ミュージックボックス)
inside music box

ディスク

 

 

ディスクの種類

おそらくタイプ別に大きく分けるとピン=プロジェクション(突起)が出ているものと出ていないものの2つでしょう。

ただ、大きさなどを考えると数100種類はあるでしょう。もしかすると1000種類を越えているかもしれません。

従って、購入の際には、大きさだけでは判断できません。わずか1mmの差でも使えないだけでなく、同じサイズでも、ほとんどはメーカーが違っただけで使えません。

(サイズの違うディスクをかけられるディスクオルゴールもあります。)

将来的に、ディスクの互換表やサイズ表を作る予定です。


ディスクのドライブ方法

ディスクを回す方法は主に3つあります。

ディスクの端に穴があり、その穴にかみ合う歯車(スプロケット)により廻す場合

中央に固定する穴があいており、固定した中央のターンテーブルごと廻す場合

ディスクの端に歯車(スプロケット)があり、その歯車にかみ合う歯車により廻す場合

最近のものではゴムローラーなどで抑え込んだだけで廻しているものもあるようです。


ディスクの材質

当時のディスクを見ると鉄板がほとんどですが、復刻したり、新しいディスクは銅板やアルミ合金が多いです。

硬さから比較すると

硬い<=========> 柔らかい

鉄 / 真鍮 / 胴  /アルミ

海外ではアルミだけのものもありますが、最近はステンレスの板になったものの方が多いです。

ただ鉄とアルミの含有率の問題もあり、柔らかいものはヘナヘナです。

また亜鉛板も同じようなものです。


ディスクのお手入れ

ディスクは普通まとめて重ねておいたり、キャビネットに立てておいたりしますが、錆が伝染しますので錆があるものは錆止めをするか、隔離しなくてはなりません。

錆は擦った程度で取れるものもありますが、深く錆ている物はそれ以上錆させないようにしなくてはなりません。

ディスクに多少の傷がついても良いと判断した場合は、金属ブラシとコンパウンドで丁寧に磨いていくという方法があります。

コームディスクも軽く油を塗るという方法もあるらしいのですが、できれば、乾燥した場所に保管するか、長い間使わない場合は食品用の真空パックにエージレスを入れて真空状態にして保ちます。

また、錆びたディスクをプレイした後にコームの手入れをしないと、コームにも錆が出てくる可能性がありますので注意が必要です。


標準的なディスク

当たり前ですが、ディスクオゴールの魅力はその曲を変えられることが挙げられます。

現在標準的なディスクポリフォン、レジーナ互換の15.5インチディスクや、リュージュなどが扱っている11インチと4.5インチです。

 

  メーカー、ブランド名

サイズ(インチ、センチ

 

歯数
ポリフォンレジーナポーター 15.5インチ 約40cm 76
エーデルワイス トーレンスリュージュ 11インチ 約28cm 41
エーデルワイス トーレンス、 リュージュ 4.5インチ 約11cm 30

これ以外にレジーーナの12.25インチなどもありますが、普及率から考えると上記の3機種が標準と思われます。11インチのオルゴール本体は、トーレンスが健在の頃は安かったのですが、リュージュに引き継ぎ非常に高いものとなってしまい残念です。

 

 

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