オルゴールのメーカー
Music box Maker

レジーナ

REGINA

New Jersey,USA 1892-1919

 

女神のマークで有名なレジーナ社は、ポリフォン社からアメリカ市場開拓を目的にニュージャージーに設立された会社で、最終的にはアメリカでは一番有名なオルゴールメーカーとなりました。

レジーナには当然いろいろなタイプのモデルがありましたが、15.5インチポリフォン互換のディスクオルゴールが有名です。

初期のタイプは、11(正確には11.25)インチと15.5インチを中心にポリフォンの部材を使いアセンブリをして販売をしていましたので、完全なレジーナのオリジナルではありませんでしたが、後期のレジーナは比較的響く筐体(箱=ボックス)を持ちポリフォンよりも、明るいキラビヤカな高音の音色と低音の響きが違うものとなりました。

(音色の違いはどちらが良いかは意見がわかれると思いますが・・・・・)

アメリカでディスクオルゴールの市場の8割から9割を占めたというだけあって、現在でもアンティーク市場では多数残っています。

レジーナでは自動でディスクを交換するオートマチックチェンジャーや、他の楽器を合わせたものまで、色々な形でのオルゴールの普及を果たしました。

また、その後グラモフォン蓄音機)とディスクオルゴールの機能を両方合わせ持ったレジーナフォンを作り、オルゴール末期にまだかなりの生産数を上げていました。


他のオルゴールメーカーと同様に短命で

わずか30年で時代の波に流されてしまったレジーナですが、

オルゴール愛好家には最高のステータスとして現在でも残っています。

そのレジーナの残した沢山の資産をそのまま使えるディスクオルゴールを今でも作っている会社としてポーター社があります。

 

 

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