ファインジュエリー

宝石と貴金属から構成されるジュエリーをファインジュエリーと呼びます。

細かいことをいうと例外もあるのですが、ほとんどの場合はそうです。

当然、高価なジュエリーのほとんどはファインジュエリーで、その価格は、貴金属の時価と宝石の値段となります。

・・・と書きたい所ですが、当然ブランドも入り、鑑別書の値段なども考慮にいれられ、値段がつきます。

ただファインジュエリーという言葉では天然石と人工石との厳密な区別はあまりつけられていません。

キュービックジルコニアなどの人工石をつけたジュエリーをファインジュエリーとは呼ばないにしても、人工ルビー、人工サファイヤ、はたまた人工ダイヤモンドはファインジュエリーとして売られているものも少なからずあります。

ましては、テレビショッピングなどでは、本物のキュービックジルコニアが・・・などという不思議な説明が流れていたりします。

偽物と本物についてはこのホームページのいろいろな所に、その対策になるヒントを書いていますが、確実にわかる方法は多少専門的な知識、または道具を入手するしかありません。

とくに最近のアメリカで生まれる宝石はインクルージョンのランダム性などの研究をしていて本物以上を目指しています。

従って、今後専門家にもわからない宝石が作られる可能性すらあるのかもしれません。

話はそれましたが、日本の市場におけるファインジュエリーの売れる率はかなり高く、日本人は本物志向が高いともいえるでしょう。

誕生石の指輪にこだわったりするのも日本人ならではです。

しかしながら、最近ではスワロフスキーなどのブームもあり、ファインジュエリー以外も身に付ける人は多くなりつつあり、さらに、ファインジュエリーの値段は下がってきて、むしろデザイン性の高いコスチュームジュエリーの値段が上がったりしています。

このような市場の中で、高級ジュエリーのみを扱う会社の中にも少しづつ変化は見られてきているようです。