ジュエリーの歴史

 

  ジュエリーの歴史について  

ジュエリーの歴史を語れるほど知識はないのですが、太古からお守りとして石を身に付ける習慣もありましたし、綺麗な宝石の光は神秘的に祭られていたという歴史を聞きます。

調べてみると、古代メソポタミアなど古代文明でもその存在は確認され、エジプトなどでの宝飾品展が催されるぐらいですから、まさに太古です。

西欧のジュエリーの歴史も、実際には長いのですがわかっているのは中世ぐらいからで、これらの宝飾品については、ルーブル、メトロポリタン、大英などの博物館などで見られます。

そして、日本でも、いろいろな展示会や博物館巡りをすればアンティークジュエリーは見られることでしょう。

実際に皆さんが手にすることができるものは、古くても200年前のものでほとんどは100年程度のものが多いと思います。

これらは貴族から上中流の人へ宝飾品が移ってきた時代です。

ということでその頃からのジュエリーの歴史の(ほんの一部の)時代を下記にまとめてみました。

 

ジョージアン 

18世紀から19世紀前半のジュエリー(主に英国のものを指します。) 細工も技術レベルによって非常に格差があり、綺麗なものは入手困難です。

良いものは価格も驚くほど高価です。

ビクトリアン 

19世紀のものを主に言います。実際にアンティークジュエリーと言えばこのぐらい の時代のものを指します。

オルゴールなどと同じで貴族やお金持ちの 装飾品として、贅を尽くしたものも多く、しかも入手量も比較的多いと いえます。

この時代のコレクターもかなり多いくいます。

エドワーディアン

1900年初期を言い、この頃にはかなりの量のジュエリーが出回り 庶民の手にも少しづつ渡るようになりました。

小さな個人で始めた工房が多く誕生し、今のコスチュームジェリーの原点 はここから見られます。

特に時代をエドワーディアンと特定することは少なく、むしろアールヌーボー とか呼ばれるものの方が多いような気がします。

有名なタイタニック号はこの時代です。映画と比較されてはどうでしょうか?

アールヌーボー

1900年初期に、主に曲線を多用したデザインがはやりました。

貝や花や草をモチーフにした独特なデザインが今でも人気です。

そして、ジュエリーだけでなくインテリア全般にも及び、ジュエリーを入れる カスケットなどには素晴らしいものがあり感心します。

ちなみにカスケットをコレクションされている方がいましたらご連絡ください。

アールデコ(アートデコ)

1930年前後のデザインのひとつの流れを言います。

アールヌーボーの流れを少しは受けていますが、かなり、色彩やデザインが 顕著に異なります。

むしろシンプルに、直線的なデザインが特徴です。

ここでは余り説明しませんが、現在でもこの時代のデザイン を意識したものは多く出回っています。

レトロ

1950年中期を(50年前後)を言うのが一般的だと思いますが、日本では 70年代頃までを言う場合があります。

ファインジュエリーでは安定した制度の出た量産ができるようになりました。

また、コスチュームジュエリーはベークライトからプラスチックにかわり 成型品のコストが下がりました。庶民が普通にジュエリーを身につける習慣が この頃に確立しました。

ビンテージ

やはりレトロと混同されますが、アメリカではビンテージは1960年代70年代が 主です。

コスチュームジュエリー全盛の時代で、材質やデザインもファインジュエリーを抜く? ものも見られます。

ブランドの定着もこの頃からでしょうか?海外ではこの頃のビンテージジュエリーの評価を見直す傾向にあります。

コンテンポラリー

現代のことです。特に新素材を使ったものや、複雑な金属のあわせ技術、プリント技術を使い、どの時代風のデザインも実現可能です。

また、人工石も多く使われるようになったため質はあがりましたが、価値感が変わりつつあります。

ちなみにある洋書によると以下のように書いてありました。上の表と見比べれぶ感覚的にずれていることがわかります

海外
およその年号
Georgean
1714 1830
Victorian
1837 1900
Arts/Crafts

1894

1923
Art Nouveau
1890 1915
Edwardian
1901 1914
Transitional
1910 1925
Art Deco
1920 1935
Retro
1935 1950
Art Moderne
1935 1945
Mode Art
1940 1975

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