オルゴール(ミュージックボックス)その他

music box

ディスクの保存方法

 

 

 

ディスクオルゴールを買って、暫く使わなかったら錆が出ていた。なんてことは良く聞く話です。

ほとんどのディスクは金属で出来ているので、木と違って乾燥させると乾燥させるほど良いようです。


金属のディスク

私は長く使わないディスクは乾燥材を入れて真空パックをしたりします。

すると封を開けたときに新鮮な音が出るのです。

冗談ではなく、錆が出ているディスクを放置すると、1ヶ月ぐらいでも真っ赤になるぐらい変色することもあるので注意が必要です。

この錆を落とすのが、非常に大変な場合には、簡単に錆をとって乾燥させることが一番です。

 

また銅で出来ているディスクの場合には、煮て油を落としてから、銅を綺麗にする液体につけると楽して綺麗にできます。

でも劇薬のようなので取り扱いには注意が必要です。

最近のリュージュのディスクなどは錆にくくなっていますが、古いトーレンスなどのディスクは非常に錆やすくなっていてます。

これをそのまま使うと、本体自体を錆びさせてしまうので注意が必要です。

 

ディスクが錆びている場合に水洗いをすることも可能です。

もちろんその後に強制的に完全に乾燥させる必要がありますが、ヘタな薬品よりは、水を流しながらブラシでこすり落とした方が綺麗になる場合があります。


カードボードのディスク

アリストンなどのカードボード(厚紙)でできている紙のディスクは水などがつくとそのままシミになって残ってしまいます。

従って、水分には最大限注意が必要です。

紙の表面加工がされていて防水効果があるものでしたら、ほとんど手入れについては考える必要も無く手軽です。

ただ、カードボードのディスクは、長く、曲がった状態で置いておくと、その形になってしまいますので、できる限り平らな所に並行に寝かしておいて置くことが重要です。本棚などに立てかけて置いていてもあまりよくないです。


樹脂のディスク

1940年代後半から1970年頃までに、樹脂でできたディスクがいくらか出回りました。

これらは、ほとんど保存では問題が無いのですが、仕様しているうちにディスクのピン(突起部分)が磨耗してしまう問題があるものもあります。

シリコンスプレーなどを軽くかけておくとすべりも良くなり、ひび割れも防止できます。

樹脂のディスクは主に玩具などでは、安く大量生産が可能なために多く出回っています。

 

 

オルゴールと自動演奏楽器 HOME