８：コームを見る

オルゴールを購入にする上で一番重要な要素は、コームの状態を読み取ることです。

鋼でできたコームは時には修復不能な時もあります。

今回のオルゴールの場合にはチターアタッチメントもあったためにコームの状態も良く判らない状態でしたので、数回の質問と、音のサンプルと拡大写真からの判断で購入を決めました。

といっても曲は鳴らない状態でしたので、はじいてもらって音程だけ確認しました。

幸いにも相手はアンティークの専門家ですから、そんなにひどいウソをつかれることは無いと思っていましたが、オルゴールについてはあまり詳しくないということで届くまで心配しました。

選ぶ基準としては、

１：音程があまり変わっていないこと

２：錆びがあっても表面だけのもので深い錆びがないこと

３：修理跡があり、手があまり加えられていないこと

が重要です。

掃除の仕方は、コームをベッドプレートからとにかくはずして、ネジなども一つ一つ磨くことになります。

鉄専用のクリーナーで化学薬品の入っているものの中には黒くなってしまうものがあるので要注意です。

磨いて固定した後も指紋を絶対に残さないようにふき取りましょう。