オルゴールの応用
Technology for music box

ウエストミンスターチャイム(時計)

Westminster Chime clock

 

私が学生だった頃

学校で、授業中にどれほどこの音が待ち遠しかったでしょうか?

落ちこぼれの私にとって、ウエストミンスターチャイムは救いのメロディだったのです。

 


 

ご存知の通り、キンコンカンコンの曲を奏でる時計をウエストミンスターチャイムと呼びます。

もちろん電子音はダメです。

時計の中で、金属の棒をハンマーでたたく機構がついたもので、贅沢にも生演奏で聞かなくてはいけません。

鳩時計カッコー時計)と一緒に一家に1台の必需品です。

例え4畳半の部屋でもこれ一台で楽しくなること間違えなしです。


なんて書きましたが

この時計はホームサイズのカリオンといえるでしょう。

奏でる曲はロンドンの有名なビッグベンという時計台と同じです。

もともとヘンデルのオラトリオ(=メサイア)のアリアの一部で4つだけの音で構成されています。

従って時計の中はさほど複雑ではなくてメロディを出せるのです。

ただほとんどの場合はハンマーは5本以上あります。

幾つかのアレンジバージョンなどもあり、5音や6音のものもあります。


見た目は普通の時計ですが、自動演奏を楽しめる時計は多くあります。

 

中には Westminster, St.Michael, Whittington Chime の3つのチャイムを選択できるものもあります。

 

もちろんオルガニートのようなオルゴールユニットを内蔵したものも多く出ていますが、やはりウエストミンスターチャイムや、鉄琴を直接叩くタイプなどの方が魅力的に思うのは私だけでしょうか?

 

 

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