自分で作るジュエリー

 

  自分で作るジュエリー  

自分でジュエリーを作る場合、何を作るかによって大きく分かれます。

最近では天然石を含んだビーズを使ったクラフトも盛んに行われるようになり、ある意味芸術性を問う作品コンテストなども行われるようになり拍車がかかります。

また、カットされた自然石、人工石とともに本格的な道具も一般に販売されるようになり、石のカットから彫金、焼結、メッキ、象嵌までを比較的容易に行えるようになりました。

特に進化したのは金属加工で、大きく分けて下記の3つの方法があります。

純銀粘土を使用したもの(アートクレイシルバー)、鋳造のロストワックス、地金を直接加工する彫金ですが、それぞれ必要な道具や材料、知識が必要となりますが可能です。

それぞれに特徴があるものなので自分に合ったものや作りたいものに応じて選択しましょう。

コツは大方すべてにおいて、良い道具を少しぐらい高くても用意することです。あとは時間とセンスです。


銀粘土を使ったもの

銀粘土は、自由な形を粘土で作り、(オーブン機能付)電子レンジなどで焼くことにより固まります。細部の模様や磨きは焼いた後に行います。

銀粘土自体は簡単にアクセサリーを作る手段としては最も安い素材と言えるでしょう。

出来上がったものはシルバーですから、このままだと酸化して黒くなってしまいます。

黒くなるのも味のひとつですが、それがイヤな場合には、金や白金属のメッキをかけます。

金メッキを行う道具などは最近はとくに入手しやすくなってきましたが、ロジウムメッキなどはメッキ屋さんに依頼するというのも手です。

世界でひとつの指輪などが比較的に手軽に作れます。

この手法と同じであれば、22kのゴールドもありますが、本格的な金やプラチナの加工は今のところ他の方法が取られます。


鋳造のロストワックス

ワックスとはロウ(蝋)のことです。

ほとんどの場合に本格的にジュエリーを作る場合には、このワックスで原型をつくり、それを型どって、さらにその型に金属を流し込み鋳造するという手段をとります。

ワックスは非常にデリケートな素材ですが、彫りやすいことと、失敗したときに溶かしたワックスを付け加えて埋めることができるので、自由度が高く精巧な原型を作ることができます。

鋳造は、高価な道具が必要で家庭で使うにはいろいろと投資が必要です。

最近はコンピュータの3Dツールを使って、原型をモデリングして、それを立体的に彫り込むモデラー(機械)に出力してワックスを削り出します。

立体的に非常に複雑な形状や、幾何学的な人の手では大変な形状、完全なシンメトリな形状などを作ることが可能です。


地金を直接加工する彫金

最近では少なくなってきた方法ですが、非常に職人技が生かされる手法です。

地金を完全に板状の状態から加工する場合と、ある程度工場などで加工された状態のものから作られるものがあります。

指輪などを作る場合には、リング状になった枠を彫ったり、爪付け加工をしたりします。

時には、ホワイトゴールドとイエローゴールドを張り合わせたり、複雑なセッティングのものなども技しだいでは自由にこなせる人もいます。

実際の彫金を行いたい場合は、スクールなどである程度の知識を得た後に実践を積むのが普通です。

その際に重要なのは、金属の性質を良く知ることと、良い道具を使うということが重要です。

 

 

 

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