G16 リラチター

Lyra Zither

リラとはライアーのことです。

これはこのホームページでいろいろな所で書いていますが、そのリラとチターの中間のような楽器のリラチターを見つけました。

ラベルには1918年と書いてあるので 約85年前に、このようなものが作られていたとは驚きです。

大きさは48cm　x　52 cmと丁度良い大きさで、 ６つのコードと２オクターブのクロマチックの弦を持つコードつきハープです。

この１９００年前後のドイツのハープやチターは装飾が最も派手な時期で、これらにかかれている絵を鑑賞しているだけでも楽しめます。

また、同じように、このような派手なデカールはオルゴールにも多く施されました。

このハープはドイツ製ですが、なぜか、このハープに描かれている国旗はフランスとアメリカです。

実はMENZENHAUERというベルリンのメーカーはその会社のマーク自体にもフランスとアメリカの国旗が描かれています。

そして、SALON−HARFEという名前で、フランスにも多くのチター、ハープ、ハーモニウムなどを輸出していたことがわかっています。