参考

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ハープの保管場所

 

ハープの保管場所について少し書いてみたいと思います。

ほとんどの楽器は木と金属で出来ています。

例外にもれず、ハープも木と金属でできているので保管方法が同じかというとそうではありません。

他の楽器に比べて弦の張力が強いために、壊れやすいのがハープなのです。


ここでいう保管場所とは、長期保存をするだけでなく、通常置いておく場所や、練習をする場所も含んでいます。

 

まず、第1に

太陽光線に当てないこと!

これは、表面の塗装が変色したり、紫外線で退色するだけでなく、温度の変化で弦が伸び縮みをしたり、接着剤に悪影響を及ぼしたりと、なにかとトラブルに原因となります。

普段カバーをかけている人もいると思いますが、黒いカバーのをかけて窓際においておくと最悪の事態に及びます。

 

暑いところに置かないこと!

人間と同じで、暑いところも、寒いところも嫌いです。特に暑いところにおくと汗をかきます。

汗をかいた後は、ヒビや割れを生じる原因になります。

 

適度の湿度を保つこと!

人も、空気が乾燥するとカゼを引きますね!

ハープは、湿度が少ないと、割れてきます。多いと金属が錆びてきます。

もっとも悪いのは、その湿度の変化です。

湿度が高くなり、その状態でキープしているときには、あまり壊れません。

むしろ一旦吸湿した後で乾燥してくるとたちまちトラブルに見舞われます。

おそらく適当な湿度は40%から60%の間ぐらいでしょう。

 

平らなところに置く

中型以上のハープはなかり重量もあるので、自分の自重と、弦の張力を足すと、凄い力になり壊れてくることがあります。

安定性も含めて、平らな場所に置くのは当然のことでしょう。

ただ、困ったことに、アイリッシュハープの一部で、立たせておくと悪くなっていく機種もあるので例外があると書いておきます。(どれとは絶対に言えないのですが・・・)

 


 

以上のようなことから、保管場所は、人がいても快適な場所に置くこと!

という結論になります。

湿度計は必ずどこかに(2つ以上)つけておきましょう。

 

 

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