オルゴールには、普通あまり使わない不思議なギアがあります。そのひとつがこのゼネヴァです。

ゼンマイを収納するケース（スプリングケース＝香箱）の上または横に取り付けられた２つの部品から成ります。

ゼンマイは巻きはじめと、終わりには大きく力が違うので、その中央の部分のちょうど良い強さの時だけオルゴールを鳴らすための制限機構です。

右側にネジで止まった部品には、凸部分（ストップ）と凹部分（オープン）があり、ゼンマイを巻くのと同時に回る左のネジといっしょに回りながら、その噛み合わせで、ゼンマイの使う位置を決めます。

いくつかの方式があり時計やその他の動力にこの機構は使われます。